中国輸入における簡易OEMの正しいやり方

本講義

ワン先生

今日の講義では「簡易OEM」についてお話しします。

よろしくお願いします!

 

簡易OEMとは何ですか…？

らいおん君

ワン先生

簡易OEMとは、

 

「既存の製品にオリジナルのタグやシールを貼ったり、パッケージに入れ直したりして販売する事」です。

 

 

ざっくり言えば、OEMはデザインなどを自分で考えて工場に作成を依頼するのに対し、簡易OEMはタグやシールのデザインだけを考えて、商品は既存のままといものです。

 

なるほど…
２つの違いがわかってよかったです。

 

簡易OEMの方が手早く始められそうですね！

 

早速やろうと思いま…

らいおん君

ワン先生

ちょっと待ってください！

 

いくら簡単に始められる簡易OEMとは言え、
市場調査をしないと失敗してしまいます。

 

必ず簡易OEMを始める前にどのような商品が需要があるかを確かめて作成依頼をするようにすることが失敗しないための秘訣と言えます。

危うく失敗に向かって突撃するところでした…
何をどうすればいいのですか？

らいおん君

ワン先生

とりあえずは、

 

・タグやシールのデザインを考える

 

・需要のある品物を見つける

 

・その他の条件に見合うものを探す

 

ということをしていきましょう。

 

その他の条件の詳細は補足テキストに記載しておくので、始める前に要点確認をしてから取り組むようにしましょう！

わかりましたー！
復習をしっかりして依頼をします。

らいおん君

ワン先生

困ったらいつでも質問してくださいね！
今日の講義を終わります。お疲れ様でした。

ありがとうございました！

らいおん君

補足テキスト

今日の講義は「簡易OEM」についてでした。

よく簡易OEMとOEMを混合して考えている人がいるのですが、

この2つは全く別のものとして捉える必要があります。

OEMは中国輸入で継続して利益を上げていくためには必ず行うものですが、

いきなりOEMから始めるとほぼほぼ失敗します。

例えるならば中学校の数学でつまずいている人が高校の数学を解けないように、

どんな物事にも手順と言うものがあり、それが簡易OEM →OEMの順のことです。

他にも欧米輸入で例えるなら、小売仕入れで利益があげられない人が

いきなり卸仕入れを行うようなものだと思ってくれれば納得できる人は納得すると思います。

なので今回は中国輸入OEM販売の第一歩として、

簡易OEMで押さえるべき点をいくつか紹介するので内容を押さえて、

簡易OEMに取り組んで次のステップへの足がかりを形成してくれればと思います。

タグやパッケージのデザインについて

簡易OEMはOEMとは異なり、

「既存の製品に自分のブランドですよー！」

という印を付けることで完成します。

例えばノーブランドで販売されている商品に対して、

作成したタグを付けてもらうだけで自分の商品であることが認められます。

その後自分が販売しているECサイト内で

商品ページを作成して販売を開始するだけでやること自体は終わりです。

なんて簡単なんでしょうか。

※今回はAmazonで売ることを前提に話を続けます。

しかし販売開始して人気の商品になった場合、

そのタグやパッケージのデザインが模倣されて販売されてしまうケースがあります。

このような事態を招かないためにも、

・タグやパッケージを作成する

・セット商品として販売する

・知的財産権の申請する

といった対策を取ることが必要不可欠となります。

ちなみにここまでやったとしても出品してくるセラー（もちろん中国人セラーが大半）がいます。

Amazonでは商品ページに相乗りされたといっても解決してくれないケースもあるため、

普段から上記のような対策を練る必要があると言えます。

需要のある品物について

需要のある品物を見つける上で参考にするのは、Amazonランキングで問題ありません。

ここで50000位以内のものは平均して売れている品物なので、

「ノーブランド」で検索して該当する品物を探してみましょう。

例えばこのような商品があったとします。

ノーブランド品の9割以上は中国で作られているので、タオバオかアリババで探していきます。

※タオバオはBtoCでアリババはBtoBの取引が基本です。

そのためOEMを中心に作っていくことが前提の商品の場合、

アリババでOEMを引き受けてくれるところを探した方が手間が少なくて済みます。

また大量購入が前提のアリババではコストが少なくて済むというメリットもあります。

例えばアリババで探す場合、

日本のAmazonのタイトルにあったキーワードを基に検索していきます。

今回は日本のAmazonで、

「バッテリー」、「比重計」、「スコープ」

というキーワードがあったので中国語に変換して検索をかけてみます。

するとアリババで同一商品を見つけることができました。

ここからアリババの場合工場へのリンクがあるため、

そこから交渉を進めていくのが正解ルートになります。

このようにして需要のある品物且つ中国で販売されている商品を探していきましょう。

その他の条件に見合う商品を探す

ここまでの知識だけでも簡易OEMを実行することは可能です。

しかし簡易OEM向きの商品とそうでない商品と分かれるため、

確認しておくことでお金を無駄にしません。

例えば簡易OEMなので、

・サイズが分かれている

・カラーバリエーションがある

といった商品には不向きです。

なぜならワンサイズだけオリジナルのタグやパッケージに入っている商品は、

販売されていると違和感が出てしまうためです。

カラーバリエーションのある商品も同様の理由です。

したがってワンサイズ・ワンカラーのものを選んでいきましょう。

まとめ

今回は「簡易OEM」について解説しました。

OEMはハードルが高いから、

・比較的簡単に取り組める簡易OEMをやりたいと思っている人

・後々のOEMを取り組むことを前提としたステップアップと考えている人

のように簡易OEMを捉えている人に役立っていればと思います。

今回の内容をしっかりと押さえた上で簡易OEMに取り組んでください。

稼げる人はすぐ動く人なので行動しましょう。