本講義
ところでサンプル作成って何ですか？？
サンプル作成は何で避けて通れないのですか？
費用もかかるし時間もかかるからやらなくてもいいかなと思っちゃいました…
なぜなら本発注をいきなりした場合、
こちらの要求が相手側にうまく伝わっていない場合が考えられるため、
思ってもみなかった仕上がりになるケースがあります。
仮にこのような事態になってしまうと、
お金も時間も無駄になってしまうので行う必要があるのですよ。
お金も時間も無駄になってしまっては何もいいことがないですもんね…
そうならないためにもサンプル作成をして納得のできる仕上がりなのを確認してから本発注を行いましょう！
先生に言われた通りに段階を踏んで作成していきます！
ありがとうございました！
補足テキスト
今日は中国輸入OEMで必須のサンプル作成についてでした。
サンプル作成は本発注を行う前の必須条件ですが、
具体的にどのように行われているかを条件を含めて知っておきましょう。
サンプル作成の手順
まずサンプル作成は製品を作成している工場へ依頼します。
簡易OEMとは異なり、OEMの場合商品の形を1から作るパターンが多いと思います。
特にアパレルなどは様々な工場が作成していることもあり、
得意な物が分かれてくるので必ず複数の工場に交渉するようにしましょう。
また作成費用も工場によってまちまちなので複数に交渉しなくてはならない理由といえます。
この時に具体的な寸法や色といったものを指定してサンプルを作成してもらいますが、
細かな条件を聞いてこない所とは取引しないほうが失敗しないコツです。
具体的な例としては、
・ロゴの大きさや配置場所を確認してこない
・指定した色での作成ができない
ということが例としてあげられます。
作成手順の方に話を戻しますが、無事に上記の悪条件に該当しない工場があったと仮定します。
作成を依頼する前には必ず送り先を指定しておく必要がありますが、
日本の住所に工場から直接送ってもらう方法は主流ではないので、
・中国のビジネスパートナー
・代行業者
のどちらかを利用する方法がおすすめです。
輸送先等が決まった後にサンプル作成の依頼をして作成に取り掛かります。
平均してサンプルの作成は2週間程度ですので、
その間の時間は商品ページを作成したり等の販売準備を行うことがおすすめの並行作業です。
サンプル作成における注意事項
商品サンプルを作成する流れにあたって、幾つか注意することがあります。
先に記載した工場の様なものは代表的な例です。
他にもサンプル作成において注意しなくてはならないことを確認しておきましょう。
サンプル費用について
サンプルを作成するにあたって見積もりをしますが、本発注を前提として依頼をすることでサンプル費用が掛からない若しくはキャッシュバックしてくれる場合もあります。
なので費用が安いところだけを探すのではなく、
先々の生産までを考えてサンプル作成を受けてくれる所を探していきます。
サンプル作成の交渉
上記でサンプル作成の手順を記載しましたが、
王道の方法且つおすすめの方法は「現地の代行業者」を利用することです。
これには、
・サンプル品のチェックをしてくれる
・チェックまでの期間が国内輸送のみの為日本に輸送するよりも短くて済む
・工場や現地パートナーと比べて安い国際送料を持っている場合が多い
という3つの理由からです。
特にOEMの作成にあたっては何度も交渉をしていくことになるのが一般的なので、
現地の代行業者に間に入ってもらって交渉を依頼する方がスムーズにいくことが多い印象を受けます。
現地パートナーよりは費用がかかりますが、会社組織として運用している分信用があるので、
持ち逃げや音信不通というリスクが無いと言っていいでしょう。
まとめ
今回は「OEMで避けられないサンプル作成」についてでした。
上記した通りOEMを行う場合、サンプル作成は避けて通れません。
それはより良い商品を作る為でもあり、自分の思ったものを作成する為には必要不可欠だからです。
手順を確認したのちに注意点を押さえてサンプル作成を行ってみてください。
