本講義





・仕入れ計算
・在庫管理
・キャッシュフロー計算
の3つは特に重要度が高くしっかりと理解していくことが輸入ビジネスで成功するカギとなっています。
特に過去の事例を見ても数字に弱い経営者は必ずと言っていいほど失敗しているので、
絶対にどんぶり勘定で計算をしないようにしましょう。

補足テキスト
今回の講義では、
・アマゾン輸入ビジネスとはなにか
・守らなくてはいけない3つの約束
について紹介しました。
輸入ビジネスに取り組もうとしている人が必ずと言っていいほど初めにつまずくポイントが、今回紹介した計算にかかわる事項です。
1つずつしっかりと正しい知識を身に付けていきましょう。
仕入れ計算について
仕入計算は単に金額の計算だけでなくビジネスを継続していく際に養わなくてはならない必須事項です。
ついついざっくり計算をしてしまってはないでしょうか?
今はうまくいっていても必ずどこかでつまずきます。
危機が訪れてからではなく危機感が芽生える前に行動しましょう。
また現実問題として確定申告等の時に大変手間がかかることになるので
しっかりと1円単位にこだわったほうがいいです。
仕入れ計算において必ず使わなくてはいけないツールとして”FBA料金シミュレーター”があります。
FBA料金シミュレーターは販売価格を算出するのに役立ちます。
商品原価を入力することで出品にかかる手数料と送料を算出してくれます。
先に記載しましたがビジネスをするなら1円単位にこだわるべきですし、
しっかりと管理していく必要があります。
以下に詳しいデータ抽出方法を解説していますので参考にしてください。
利益を追求していくうえで仕入計算はしっかりと行う必要があります。
例えば為替の状況を把握しないで概算で行ったりすると1000円、2000円は普通に変わります。
為替状況は刻一刻と変わるものなので、
購入する際のレート+5円を足した金額で仕入計算を行いましょう。
また初心者が特に忘れがちなのは、関税と消費税の項目です。
関税と消費税に関しては以下の講義を参考にしてもらうと理解が深まります。
仕入金額とは一概に原価と送料だけでなく、
【原価+現地送料+国際送料+国内送料+カテゴリー手数料+発送送料】
の組み合わせであり、利益を出すということは
上記の式の合計金額よりも利益が上回っている必要があることを覚えておきましょう。
在庫管理について
これから仕入れをする人やもうすでに仕入れをした人に共通して言えますが、
しっかりと仕入れる根拠を持っているでしょうか?
根拠を持つと言う事は行動することを正当化するため必ず持つようにしましょう。
在庫管理で最も初めに言われることが、
大量に商品を抱え込む”過剰在庫”についてです。
これはAmazonの倉庫で保管している場合保管料もかかりますし、
何より他の商品を買うための資金が不足する恐れがあります。
「俺はこの商品が売れる気がする。」
「いま海外ではやっているから日本でも流行るに違いない」
こういったことが当たることはごく稀にありますが、
大抵は空振りに終わり失敗しています。
根拠のない仕入れは身を滅ぼすことを覚えておきましょう。
また在庫管理はよく過剰在庫についてスポットライトがあったっていますが、
十分に過小在庫も失敗です。
販売機会を逃すことほどもったいないことはないので、
上記したようにデータに裏付けされた根拠に基づく仕入れをしましょう。
この在庫管理においては”モノレート”が役に立ちます。
モノレートはASINを検索窓に入力することによって
この商品は月にどのくらい売れているかを予想することができたり、
いくらで販売されているかを確認することができる必須ツールです。
ASINについて知りたい方やモノレートの機能をより拡大して
便利に使いたい方は以下の講義を参考にしてください。
ここまでで勘違いしてもらいたいくないこととしては、
『在庫を持つこと=経営を圧迫する』
ということではありません。
確かに過剰な在庫(月に1人当たり1個売れるかどうかの商品を10個買ったり等)はキャッシュフローを圧迫するので絶対に行うべきではありませんが、ある程度売り上げが見込める在庫を保有していないと売り上げが成り立ちません。
一種の目安として聞いてもらえればと思うのですが、
【保有在庫の合計=その月の売り上げ】
という例があるので“売れる”在庫を積み上げていくようにしましょう。
キャッシュフローについて
キャッシュフローとは簡単に言うと”お金の入出の流れ”と思ってください。
キャッシュフローの項目等の詳しい説明は省略しますが、
資金をコントロールすることが非常に大切であるということを覚えておきましょう。
例えばマラソンで自分の資金を体力と置き換え考えてみてください。
マラソンは体力をコントロールしてゴールを目指すスポーツです。
スタートして全力疾走する人はいませんよね。
いたとしたら確実に愚か者だと後ろ指をさされます。
輸入ビジネスもそうです。
初めから自己資金を全力で投下するのは自分で自分の首を絞めることと同意です。
100万円で輸入ビジネスを始めたとしたら、
初めから100万円を全力でつぎ込むのではなく不測の事態に備えて3~4割ほど手元に残しておくと
在庫を抱えてしまい資金繰りが苦しいといった万が一の際に対処が可能になります。
特に輸入ビジネスでは現金を直接やり取りすることは少なく、
クレジットカードやPAYPALなどの電子決算が主流です。
以下に輸入ビジネスで使うクレジットカードの条件をまとめたので参考にしてみてください。
ですのでしっかりとキャッシュフローを把握しておくことが大切になります。
3大条件以外の心に刻みたい重要事項
上記した3つの重要事項のほかに大切なことが他にもあります。
それらについても詳しく見ていきましょう。
固定概念を持たないこと
成功の秘訣は自分でマイルールを作らないということです。
「毎日リサーチをする。」
「入力ミスがないか2回チェックする。」
といったマイルールならいいです。
非常に素晴らしいことだと思います。
ここでいうマイルールとは固定概念のことを指しています。
具体的にどういうことを言っているかというと、
「私はAmazonでしか販売しない。」
「仕入れはAmazonかebayでしかしない。」
といったように自分で行動を制限していることを指しています。
これは柔軟な発想を必要とするビジネスにおいては非常に危険な傾向です。
常に決まり切っていることだけをするのではなく、
新しいことに目を向けることが重要なポイントになると思いますよ。
時間管理を徹底する
時間管理を徹底することも非常に重要なポイントの1つです。
1日の中で作業できる時間というのは限られていますし、
特に副業で取り組まれている方は平日は3~4時間が限度だと思います。
なので時間を計って作業を行ってみたり、
作業工程の時間を割り振って管理したりとすることを意識付けしていきましょう。
順序を守ることの大切さ
成功したい気持ちはわかりますが、
逸る気持ちを抑えて小売仕入で「月利10万円」を達成できるようにしましょう。
「なんで手間のかかる小売仕入をやらなくちゃいけないんだ」
「薄利の小売仕入より卸仕入をした方が効率がいいだろ」
と思う方がいると思いますが、
どんなことでもそうですが基本が大切です。
AmazonやeBayなどからの小売仕入で10万円の利益を出すことができる人は、
商品リサーチや需要予想などの基本事項をマスターしている人です。
逆にマスターしていない人は月利で10万円を達成することは難しいでしょう。
小売仕入を通して学習できることが商品リサーチや需要予測の他にも多くあります。
またeBayやネットショップからの仕入れは後々の卸仕入先になることが多いので、
手が抜けないポイントといえます。
いきなり卸仕入で販売をしようとすると、
「何がどのくらい売れて利益はいくらで在庫の管理は…」
と全く知識のない状態からのスタートでうまくいくはずがありません。
また卸は利益は出やすいですが、
小売よりも納期が遅いことが多いのでキャッシュフローがいいとは言えません。
いきなり数百万円からのスタートが切れるなら話は変わってくるかもしれませんが、
100万円位からのスタートの場合小売仕入で利益の出し方を学習しつつ、
卸仕入で花開くように力を蓄えることをおすすめします。
とりあえずは月利で10万円が最初の目標になるので、
以下の講義を参考に学習してくださればと思います。
・仕入計算、在庫管理、キャッシュフロー計算の3つは成功への絶対条件
・柔軟な決断ができるように固定概念になるマイルールは持たないこと。