本講義

具体的に間違いのパターンを覚えておきたいと思います。


どこか上流から仕入れる=勝手に儲かるとイメージを持つ人がいます。
確かにメーカーや卸問屋から仕入れることができれば、
商品原価が下がるため利益率は上がります。
しかしそれはしっかりと売れる商品を取り扱った場合です。
利益が上がる上がらない以前の問題ですものね…


人数が多いと結果的に小売仕入れと同じように価格競争が起きやすくなります。
他にも気をつけるべき点はありますか?


1回の注文数が多い場合、どうしてもキャッシュフローが悪化しやすくなるため
扱いに関しては注意が必要といえます。


・売れる商品を扱う
・競合セラーの調査
・1回の注文数
の3点を商品購入前に確認するようにしましょう。
詳しくは補足テキストに記載しておくので参照してくださいね!
今日の講義は以上です。お疲れ様でした!
教えてもらった3点を確認して復習していきます!

補足テキスト
今日の講義は「メーカー・卸仕入れでの誤認識と3つの失敗」でした。
メーカーや卸問屋から仕入れが決まると嬉しさも相まって、言われるまま購入をしてしまう人がいます。
しかしメーカーや卸問屋から仕入れる場合も需要と供給のバランスを意識する必要があります。
今回はそんな需要と供給に関する誤認識を、本講義に基づき3例解説していきます。
ケース① 売れない商品で在庫の山
このパターンは需要を見誤ったために発生するケースが大半です。
そもそもランキングが100,000位以上の商品を取り扱おうとするのは、
いささか危険であるのはご理解いただけると思いますが、
例えば卸交渉をする段階である程度のランキングで需要があったとしても、
・取り扱い後すぐに新作が発売された
・販売シーズンがずれてしまった
というケースの場合、途端に売れなくなることがあります。
新作が発売されて需要がなくなる場合は仕方がないとまだ諦められますが、
シーズン物の取り扱いでの在庫の山は後悔が残ります。
なので取り扱う商品に関しては、
「販売する時期を意識する」
ことが重要であるといえます。
ケース② 卸仕入だがライバルが多い
このケースは、取り扱いが簡単な仕入先から商品を卸してもらっている場合に発生しやすく、
ライバルが多いことから小売販売同様、価格競争が起こりやすいです。
「じゃあ取り扱いが簡単の仕入れ先はどこから調べるの?」
と言う疑問が浮かぶと思いますか、
商品を簡単に卸してくれるメーカーや問屋を逐一探すのは生産性が悪いので、
ツールを使ってセラーの特徴を掴む方法をおすすめします。
私が使っている無料ツールだと「XDEALE.PRO」がおすすめです。
これは販売セラーの上位3人の在庫状況を確認できるため、
在庫が多いとその分卸仕入をしている可能性が高いことからセラーの特徴を掴むことができます。
※月額9.99ドルで出品者全員の在庫数を把握できます。
私は課金して使用していますのでそちらがおすすめです。
あくまで確率論ですが、
・小売仕入だと利益が出ないor薄利
・表示される在庫数が10個以上
の場合は卸セラーの確率がかなり高いです。
卸セラーが多い場合は、その中で価格競争が起きていないかを、
「モノレートの月間平均販売数」と比較していくようにしましょう。
月間平均販売数<卸セラーの数
となっている商品の場合、値崩れのリスクがありますので注意しましょう。
※ツールに関しては以下の講義で詳しく解説してます。
ケース③ 1回の最低注文数が多い
メーカーや卸問屋からの購入にあたっては、最低購入個数or単位が決められていることがあります。
中でも頭を悩ませるのが、
「利益率はいいが、月に数個しか売れる見込みがなく、最低注文数が多い」
商品の場合です。
このような商品に巡り会う人も多いのではないでしょうか。
最低注文数が多い場合は、完売までの期間が長くなるケースが多いことから、
キャッシュフローが悪化する可能性が高まります。
私が経験した中だと、
販売値が26000円
仕入原価が150ドル
利益が1200円弱
1人当たり月販売個数5〜6個
最低注文数 48個
という商品がありました。
完売までに約半年かかることからもちろん購入しませんでした。
最も今回の卸仕入の失敗例になり得るものだと思い紹介させていただきました。
コンスタントに販売できればいいですが、
ライバルの増加や市場の変化などで、思った通りに売ることができない場合も考えられます。
これらのことから、最低注文数が多い商品は取り扱いに気をつけるべきだといえます。
まとめ
今回は「メーカー・卸仕入での誤った認識」について解説しました。
利益が増えるからといってなんでも購入してしまうと結局自分の首を絞めることになります。
今回の失敗例に当てはまらない商品であることに加えて、
必ずデータに基づき仕入れをすることを欠かさないでもらえればと思います。
そうすることで好循環が生まれ、利益を増やしていくことができます。
行き当たりばったりの主観で判断しないように気をつけてください。