補講授業

当然ネットショップ運営でも活かせるのでしっかり覚えておいてくださいね。




大切なことが多いのでターゲット毎に何回かに分けてお話ししていこうと思います。
今回は「仕入れ」にターゲットを絞ってお話ししていきます。
仕入れにおける時間軸の考え方として重要な点は、
・いつまでに売れるか
・リードタイム
・仕入れのタイミング
の3点です。


この3つの時間軸を意識して取り組むことで販売機会の損失やキャッシュフローが安定しないといった諸問題にぶつかる事が無くなります。
細かい点は補足テキストで確認していきましょう。
補足テキスト
今回は「仕入れ」にターゲットを絞った時間軸の考え方についての講義でした。
特に仕入れにおける上記3つのポイントは直接利益に関わってくることなので、意識して行動することが重要となります。
いつまでに売れるか
仕入れをする上で「仕入れをしてからいつまでに売れるか」を考えることが基本中の基本といえます。
ここが曖昧だとビジネスとして成り立ちません。
例えば1つ売れると1000円利益の出る商品を5個仕入れたとしても、
1つ売れるのに2ヶ月かかるとすると1つあたりの単純月間利益は500円ですし、
保管手数料なども加味すると当初の予想利益を当然下回ります。
それなら1ヵ月間で複数売れる利益が300円のものを取り扱った方が利益が多いので取り扱うべきということになります。
ここまでで考えるべきなのは「月間平均あたりで1人につき何個売れているか」を把握しておく事です。
この1人何個売れるかを数値で表すのに使うツールが「モノレート」です。
例えば1ヶ月で30個売れていてセラーが自分を含めて5人だったら、
30÷5=6個
という仕入れ個数のデータを入手できます。
しかし小売で仕入れをする場合多くのセラーも同様の手法でリサーチをしている場合が多く、
入手した推奨個数をそのまま購入すると過剰在庫になるリスクがあるため、推奨仕入れ個数の7割程度に抑える事が過剰在庫にならないためのポイントです。
利益がいくら高くても1ヵ月の間に売れるか売れないかと言う商品の取り扱いは、時間の経過とともに利益が減少していくことを覚えておきましょう。
リードタイム
リードタイムとは「商品を発注してから納品されるまでの時間」のことを指します。
基本的に米国から商品を日本に輸入する場合、
転送会社を利用しているとおおよそFBA倉庫に納品までに2週間はかかります。
その間に値段が崩れる可能性や需要の低下などを考えていく事が必要となります。
値崩れはモノレートの価格推移を見ていればある程度予想がつきますし、季節物の商品の場合は需要の低下はある程度予想できます。
※例えばハロウィンの時期にコスプレ衣装を輸入して納品時点でハロウィンが終わっていたなど。
リードタイムによる値崩れや需要の低下はある程度の経験を積めば予想ができるため、
上記の点を注意して実践して感覚を身に付けていかれるといいと思います。
仕入れのタイミング
仕入れのタイミングを考える事は単純そうに見えて実は複雑です。
なぜなら商品が売れたから補充すると言う単純な構図ではなく、
セラーや需要の増減、仕入れコストや発送重量による輸送費の変更などの要因が絡んでくるからです。
タイミング自体を考えるのなら2週間に1回日本に輸送をするのをおすすめしています。
丁度半月が経過した時点で販売数が把握できることに加え、ある程度の新しい商品が溜まり輸送費のコストも抑えられるからです。
「仕入れ」における時間軸の考え方 まとめ
今回お話しさせていただいた仕入れにおける時間軸の考え方は、
物販全般に関わってくることなのでしっかりと意識付けしておくことが成功のカギとなります。
よく私は「1円にこだわるべき」と申し上げていますが、それと同じ位「時間」にもこだわるべきだと思っています。
数値から算出される予想値だけを鵜呑みにするだけではなく、
今回記載した内容を意識して仕入れをしていただけたらと思います。
・時間の経過による値崩れや需要の低下を加味して仕入れをする必要がある。
・日本に輸送するのなら2週間に1回が基本。