本講義

商品が売れない時は売れない理由がしっかりあるので、
パターンを学習しておきましょう。
商品在庫が増えてくると、
売れ残りが出ることがだんだんと気がかりでした…



・販売価格の見直し
・ライバルセラーの性質
・一過性の商品
の3つに原因があることが大半です。
もちろんそのほかに原因があることもありますが、
大半の理由を押さえておくことが重要といえます。
極力失敗しないでうまくビジネスを運営できそうです!


忘れずに復習してくださいね!
今日の講義は以上です。お疲れ様でした!
復習をしっかりして同じ轍を踏まないように気をつけたいと思います。

補講テキスト
今日の講義は「商品が売れない時に考えること」についてでした。
商品が売れないと仕入れにかかった金額の回収が遅れてキャッシュフローも悪化しますし、
売れないことによるストレスで、何より精神衛生上よくないです。
最悪の場合売れないことで作業が停滞し、
途中でビジネス自体を諦めてしまうことも考えられます。
そのくらい仕入れた商品が売れるかどうかは非常に重要なポイントと言えます。
では実践の中で商品が思ったように売れない場合は何が問題なのでしょうか。
今回はそんな商品が予想より売れない場合の対処法について解説していきます。
① 販売価格の見直しをする
商品が売れない時に最も考えなくてはならないポイントは「販売価格」です。
Amazonで販売をするにあたって売れ行きを左右するのは
「カートボックス」を獲得できるかどうかで決まると言っても過言ではありません。
※カートボックスの獲得については以下の講義を参照してくださればと思います。
このカートボックスを獲得する方法は、様々な要因が絡むため、
一概に何をどうすれば必ず取れるというように決まってはいませんが、
Amazonは購入者最優先の方針のため、購入者が喜ぶことを積極的に行う傾向にあります。
それが価格においても言えるため、
購入者が求めやすい価格=値段が安い
ものを優先的に販売させようとします。
ただし一概に最安値にすれば商品が売れるかというと、
それも様々な要因が絡んでくるため必ず売れるということはできませんが、
売れやすくなることは間違いありません。
適切に販売する際に設定する価格としての目安は、
カートボックスを獲得している価格の±5%と言われています。
ですが個人的に思うこととしては、最安値の価格を更に下回って販売すると、
価格競争を引き起こすことに繋がることがあるため、
カートボックスの価格〜+5%
くらいで価格設定をすると販売価格も売れ方も安定すると思います。
② ライバルの性質を知る
「Amazonにおいて販売がしやすいかどうかはカートボックスを獲得できるかどうかで決まる。」
と前項でお話ししました。
その中で人気の商品であればあるほど、
ライバルセラーが増加する傾向があることを実践を通して学ぶ人も多いです。
Amazonではカートボックスを獲得する要因の中に、
「在庫が多い>在庫が少ない」
といったセラーを優先的にカート取得させる傾向があるとも言われています。
人気の商品(ランキング10000位以内)の場合は、
大抵メーカーや代理店からの大量購入による「卸仕入」を行い、
商品価格を卸仕入のみで利益が出るようにコントロールされてるため、
Amazonやebayといったところからの「小売仕入」では利益が出ないケースが大半です。
タイミングが合えば卸仕入をしている他のライバルが不在になる時に販売をすることができますが、
その期間は1週間以内と極めて短いことを念頭に置く必要があります。
それ以上の期間になると卸仕入れのセラーが再出品してくる可能性が極めて高いです。
したがって卸仕入をしているセラーがいる商品に関しては、積極的な出品を控える方がいいと言えます。
もちろん全く売れないというわけではありませんが、売れにくいと感じることはあると思います。
また販売価格をしっかりと卸仕入セラーが参入後の価格に合わせて
利益計算をしておく必要があることも併せて覚えておきましょう。
③ 一過性の商品だった
初めから売れない商品と知っていて仕入れる人はもう救いようがないですが、
「仕入れた後に思ったより売れない」
となるケースは結構あります。
例を挙げるとすると、
・シーズンに左右される商品
・ブームによる商品
がイメージしやすい、典型的ななかなか売れない商品です。
例えばシーズンに左右される商品とは、
夏なのにクリスマスシーズンに使うような電飾や飾り、スノーパウダーのようなものといえます。
時期が真反対のため需要が極めて少ないことはお分かり頂けると思います。
ブームによる商品としては、映画公開による商品を例としてあげることができます。
映画がヒットすれば関連商品の需要は一時的に増加しますが、それも1.5〜2ヶ月くらいの間の話です。
この期間を過ぎると途端に売れなくなるため、在庫処分の名目で価格が暴落する傾向が高いです。
こうなると損をする可能性が高いため、仕入れの際は注意して商品を選ぶようにしましょう。
まとめ
今日の講義は「商品が売れない時に考えること」についてでした。
自分が思っていたよりも商品が売れないということは、結構な頻度で起こり得ます。
それは想定していた通りの価格で売れなかったり、
ライバルが増加して需要の取り合いになったりというケースが考えられるからです。
しかし何度もこうした失敗をしていくと、
どういった商品でなかなか売れないということがわかってきます。
それが今回紹介した3点といえます。
実際この3点は私の経験したものを中心に書いていることもあり、リアルなことを書いたつもりです。
ぜひ参考にしていただいて、同じような間違いをしないでいただければと思います。