本講義

必ずOKになる訳ではありませんが、0%を1%にすることが重要なので今回の講義の内容を踏まえてメーカー交渉をしていきましょう。
そもそもなぜメーカーはAmazonなどのプラットフォームで販売することを禁止しているのでしょうか?販売機会が増えそうでいいと思うのですが…


しかしメーカーからすると自分たちが価格をコントロールすることが出来ない環境での販売はブランドの形骸化や保証問題などが発生するリスクがあるため自分たちが管理できるネットショップなどを除き他の販路での販売消極的なのです。
今まで僕は販売することだけを意識して仕入れをしていましたが、売る側のメーカーさんの気持ちを考えてみると確かに管理できないような所で販売されるのは気分のいいものではなさそうですね…
やはり交渉の余地もないような気がするのですが…


交渉の具体的な方法は補足テキストで解説しますが、簡単に説明するとメーカーが不安に感じてることを解消していくことで取引に応じてもらえる可能性を上げることができます。
他のライバルでは取り扱えない商品が取り扱えるということなので利益も増えますよ!
復習をして実践を通して更に学習していけば高い確率でOKをもらえるので頑張りましょう!
今日の講義は以上です!お疲れ様でした!
しっかり復習をしてメーカーさんの不安を払拭しつつ交渉できるように頑張ります!

補足テキスト
今回の講義は「Amazonなどのプラットフォームで販売することを禁止しているメーカーからの許可をもらう方法」についてでした。
メーカーサイトからの問い合わせで卸仕入れができそうな場合でも「自分の所有しているサイトのみ販売可能」となっている場合があります。
そこで何もせず諦めてしまうのは非常にもったいないです。
メーカー側が他のプラットフォームで販売したくない理由の明確な改善点を提示することで交渉の間口を広げることができます。
当然失敗することもありますが、ダメ元なので交渉をする余地は十分にあると思ってください。
メーカーに送る改善点について
メーカーに対しては具体的な改善点として以下の2点を記載することをおすすめしています。
販売不可のメーカーから許可をもらうためにはメリットを提示することはもちろん大切ですが、
不安を取り除くことも併せて行うことが重要となってきます。
短期間の価格下落に対する改善点
私たちはなぜAmazonの中で一度に商品価格が下落するのかを知っています。
答えとしては価格改定ツールを使用している人が多く、1人が価格を下げるとそれに追随して自動的に販売価格が調節されるためです。
しかしメーカー側は1度に大量の価格下落が起きる理由を分かっていないケースが多いです。
そのため価格が不安定なAmazonを始めとするプラットフォームでは販売させないという流れになっています。
そのようなメーカーに対しては「適正価格での販売または価格を調節する際に連絡をするまたは許可をもらう」と言う文言を事前に伝達しておけば販売許可をいただける場合があります。
適正価格での販売ができればブランドの形骸化なども起こりづらいためメーカーにとってもマイナスにはなりません。
メーカー小売希望価格の下落に対する改善点
これはブランドの形骸化に直結する問題なのでかなりシビアにメーカー側から指摘されると思います。
Amazonで販売をするとどうしても価格競争に巻き込まれる可能性があるためメーカーが提示する小売希望価格を守ることができないという場合もあると思います。
その時は上級者向けにはなりますが、
・日本以外のアマゾンで販売されているが日本にまだ商品ページがない商品での交渉
・メーカーに小売希望価格の値下げ交渉
という方法もあります。
1点目の「日本にまだ商品ページがない商品での交渉」については、そもそもライバルがいないため自分とメーカーの取り決めだけで価格を設定することが可能となります。
要するに独占契約という販売形態です。
※ただしこの方法は商品ページの作成からSEO対策、市場調査等の上級者が取り組んでいる内容なので通常よりも難易度は高いです。
難易度が高い分ライバルは減るため利益は生み出せます。
詳しいやり方等は別の講義で解説します。
2点目の「メーカーに小売希望価格の値下げ交渉」は要するにAmazonなどのプラットフォームで販売する値段を下げてもいい?と交渉をすることです。
ただし小売希望価格を下げる事はメーカーにメリットがほぼないため、現実的に許可をいただける可能性は低いと思った方がいいです。
ですが安易な値下げをしない、価格の変更についてはその都度許可をもらうといったメーカーにも販売管理ができるようにすると許可をいただける可能性も上がります。
ダメ元でいいので交渉してどういう条件なら相手側が飲んでくれるかのさじ加減を把握することが大切です。
Amazonで販売不可のメーカー商品を販売可能にするための方法 まとめ
今回の内容で最も覚えておきたいことは、「初めから交渉することをあきらめない」ということです。
メーカー側からすればメリットがないため販売許可をしていないので、
こちらから具体的な改善点をメリットとして提供すれば応じてもらえる可能性があります。
交渉しなければ0%ですが、交渉すれば最低でも1%の成功確率が発生します。
なのでダメ元でいいので交渉をしてチャンスを掴みましょう。
・交渉に対してはメーカーにもメリットのある提案をする